THE 100

「THE 100」(ハンドレッド) 今はまっている海外ドラマである。

核戦争で地球は滅び、その100年後に宇宙ステーションに避難していたわずかな人間が地球に戻り、そして地球で奇跡的に生き延びた生存者と、サバイバルをかけて戦いを繰り広げる。勝った種族が、また新たな種族と戦闘を行う。

 

これが繰り返されるが、ストーリーのリズムが歯切れよく、新たな種族が登場するシーンが面白く、飽きさせないように作られており、見ごたえのあるドラマになっている。

最初はただ面白いだけで観ていたが、ふと考えると、核戦争で人類が滅びたにもかかわらず、生存者同士がまた戦争を行うという構図になっている。

このドラマを通して感じたことだが、人間は平和を願いながら、その為に戦争をするという矛盾した行いを繰り返してきたように思う。この矛盾に目覚め、地球はひとつであり、そこに住む人類はかけがいのない存在なんだという概念を、時代精神にすることが大事な課題であると思う。

原口