太陽がいっぱい

登記・測量事務課の及川です。

たしか、中学生の頃だと思うのですが、たまにNHKでやっていた映画の名作劇場で「太陽がいっぱい」という映画を見ました。当時の自分からしても、かなり古い映画で、その当時はまだ子供という事もあって本来は全く興味のない映画でした。 ただ、その時は暇を持て余していたのもあって、ただ何となく見る事となった映画でした。

でも、ストーリーが進んでいくうちに主役のアランドロンが演じる貧しい青年が、友人である上流階級の青年を殺して、その人になりすました上、財産や地位を奪って、さらに最終的にはその恋人まで我が物にするといったストーリーにとても引きこまれて行きました。アランドロンをはじめとした俳優陣の演技はもちろん背景となっているヨーロッパの美しい街並みや青い海と、そのバックで流れるニーノ・ロータの美しい旋律の全てが調和されたとても素晴らしい映画でした。

あれから、今の年齢になるまで数多くの映画を見てきているにも関わらず、いまでも自分の心の中に残るこの映画を見る事が出来たのは、本当に幸いだったと思います。