先が見えない

登記・測量事務課の及川です。

令和2年4月23日現在、新型コロナウィルスの第一波を一旦制圧してコントロールしているとされる中国と韓国では、少しづつ国民の社会活動が再開され始めているものの、日本を含む世界の大多数の国々は、まだその渦中の真っただ中にいます。

東京都他の都市に緊急事態令が宣言されてから2週間を経過した今でも、欧米に比して少なくはあるものの毎日全国で数百の感染者数が出て、死者が発生しない日もありません。また、5月6日までと設定された緊急事態令も延長される公算大です。

世の中の流れも、移動自粛や経済活動の自粛等といった形で、その影響が強まってきています。今後は、ウィルス自体に対する対策と同時に長期化する経済活動の停滞による企業倒産などの社会問題、各国の輸出制限による医療物資不足や食料不足問題、人々が活動できない事に対するストレスからくる家庭内暴力など社会問題など様々な付随的問題が深刻化してくると思われます。

シンガポールやブラジル等の本来的に暑い国で感染が広がっている現実を考えると、新型コロナウィルスがインフルエンザウィルスの様に季節性であって、気温が上がるにつれて終息するといった期待もかなり薄く、長期化の様相で先が見えません。

私たちが携わる、不動産業界への影響もかつてなく厳しいものとなると思われます。そんな中、自分たちが出来る事としては、『ウィルスに感染しない、させない』をまずは徹底する為にマスクの着用、手洗い、うがいの励行を行い、いま頂いているお仕事をより一層丁寧に行っていく事以外無いと思う今日この頃です。